カテゴリー別アーカイブ: アメリカ

アメリカへの事業進出(巨大市場・高い利益性)

世界一の巨大市場「アメリカ」について、その特徴とビジネス環境を以下にまとめます

特徴1 巨大市場

GDP比で日本の4倍の市場*を持つアメリカは、日本企業にとって大きなチャンスとなり得るマーケットです。多民族多国籍国家のため他国のものやサービスを受け入れる土壌があり、合理的に優れたものであれば日本製でも中国製でも何でも売れる「入りやすい」マーケットであるとも言えます。

IMF – World Economic Outlook Databases

特徴2 高い利益性

カリフォルニア、ニューヨーク、シカゴなどの都市部では賃金や物価が高い水準にあるため、商品やサービスの価格を日本よりも高く設定することが可能であり、業種によっては利益を出しやすいビジネス環境となっています。


【ビジネス環境のまとめ】

法人形態
C corporation(株式会社)が最も一般的な法人形態

設立州
米国の法人設立は各州の州法に準拠するため、どの州で設立するかを選択します。デラウェア州が人気ですがビジネス形態に応じて適切な設立州を選ぶ必要があります

最低資本金
殆どの州で規定なし

現地居住者の必要性
必要なし

会計基準
US GAAP(米国会計基準)、IFRS、税法基準

主流会計システム(中小企業用)
Quickbooksが主流の会計システム。クラウド版のQuickbooks Onlineが人気。同システム用に開発されたサードパーティー製のアプリケーション(CRMシステム等)が充実している

法人税
最高税率35% 州法人税を含めると実効最高税率は40%近くとなる。申告は期末から3ヶ月目の15日

ユニタリータックス
多州に渡って業務を行っている場合、各州の州法人税の対象となる所得を「所得按分」によって決定する

源泉徴収
非居住外国人(法人を含む)に支払う配当、利子、使用料については30%の源泉徴収の対象となる。日本への支払の場合日米租税条約により0~10%の源泉徴収となる

移転価格税制
複数の価格算定方法の中から最も適した方法を選択するベストメソッドルールが採用されている
APA(事前確認制度)有り
文書化の規定はなく免除規定もないが、税務リスク軽減のために文書化する場合が多い

Sales and Use Tax
各州の規定により徴収する売上税・利用税で州内でも場所により税率が異なる。州によりルールが全く異なるためとても複雑な税体系となっている

CFCルール(米国版タックスヘイブン税制
米国企業の外国関連会社から得るサブパートF
所得(主に不労所得)を米国企業の税務申告に合算する税制。配当、利子、ロイヤルティなどが対象となる

*当情報は2016年4月1日現在の情報です。